豊中市人権擁護都市宣言
豊中市人権擁護都市宣言と私たちの人権協
世界人権宣言35周年、「昭和58年(1983年)」にあたって、豊中市人権協が提唱し、市内15団体の協賛のもとに展開した「豊中市が『人権擁護都市』を宣言する」ことへの要望署名活動は、私たち人権協の結束をより強め、広く市民の人権意識の高まりを意義づける画期的な営みでありました。 この意識の高まりにもとづいて、豊中市の人権擁護都市宣言がなされたことは、誠に意義深いことであります。すべての市民が、改めて基本的人権の尊厳を認識し、差別のない明るく住みよい町の実現をめざして、いっそうの努力を積み重ねる必要があります。 私たち人権協は、豊中市人権擁護都市宣言の趣旨をふまえ、市をはじめ関係諸機関・諸団体とも協調し、委員自らの人権意識を高め、いっそう啓発活動を推進してまいります。
豊中市人権擁護都市宣言
私たちは、豊中市民として日本国憲法のもとにすべての人が人間として尊ばれ、基本的人権が侵されることのない明るい住みよい社会が一日も早く実現することを願っています。
しかし、今なお存在するさまざまな人権侵害の事実を見つめるとき、いまこそ市民一人ひとりが力を合わせ、すべての人々の人権が擁護される心豊かな豊中市を築いていかなければなりません。
私たちは自らの人権意識を高め、人権尊重の輪を広げるため、ここに豊中市を「人権擁護都市」とすることを宣言します。
昭和59年3月28日
豊中市
こうした個人参加による市民ぐるみの自主組織は、おそらく全国でもまれなものであったでしょう。結成当時は41人であった委員数は、現在では約3900人の組織にまで発展し、今日に至っています。