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市民の集いを実施しました

市民の集い
人権教育をすすめる市民の集い
令和3年(2021年)11月11日(木)13:00~15:30
豊中市立ローズ文化ホール
主催:豊中市人権教育推進委員協議会
共催:豊中市・豊中市教育委員会
後援:豊中市PTA連合協議会、豊中市公民分館協議会、豊中市企業人権啓発推進員協議会、豊中市婦人団体連絡協議会、豊中市青少年健全育成協議会、豊中市社会福祉協議会
開会
豊中市人権擁護都市宣言朗読
挨拶/豊中市人権教育推進委員協議会 会長 青木康二
祝辞/豊中市長 長内繁樹 豊中議会議長 大野妙子
意見発表:テーマ「安心」できる学校づくり
発表者/橋本真理(庄内南小学校校長)
庄内南小学校は、豊中市の南部に位置しています。令和8年(2026年)に千成小学校、庄内西小学校の3小学校と第七中学校が統合して(仮称)南部校となります。南部開校に向けては、「庄内さくら学園」が開校しますので参考にしながら「ゆるやかに」「なだらかに」統合することをめざして担当者で話し合っています。
庄内南小学校での、今年の教育テーマは「結束・迅速・安心」です。私の考える子どもにとっての安心は、「守られていると感じること」「平等であること」「頼ることができること」自分の権利だけでなく、周りの人のことも考えていくことを大切にしていきたいと思います。(要約)


記念講演テーマ「生命の星」
講師:新宮 晋さん(造形作家、絵本作家)
豊中市で生まれ、東京芸術大学を卒業後、ローマ国立学校で学ばれ、風や水など自然エネルギーで動く立体作品を数多く製作。日本や世界各地で展示されています。作品は、豊中市内にもたくさんあり、庄内体育館・ローズ文化ホールの「翼に乗って」、野畑図書館前の「白い雲」、豊中高校の「風と光」などが展示されています。幼いころ、多くの友達と自然がいっぱいの野原を駆け巡って遊び、その頃から、風や水や光とふれあい、不思議なエネルギーを体感していたそうです。
海外に出るのも難しい時代にイタリアの国立美術学校で学び、屋外彫刻の道へとすすむ。日本の状況も分からない中、大阪造船場の社長さんに誘われて万博直前の日本へ帰国。数々の建築家や美術家の目にとまりデビュー。
2012年パリのコンコルド広場からルーブルにつながる公園にある噴水に作品を展示。それが目にとまり、2018年にルクセンブルク美術館で展覧会。2019年にはシャンボール城「ユートピア計画」展にて作品を展示。
兵庫県立有馬富士公園内に風で動く彫刻13点を常設する「新宮晋 風のミュージアム」をオープン。子どもたちが五感を使って芸術を楽しめる体験型芸術施設「地球アトリエ」を開設予定。絵本の主人公「サンダリーノ」のお話は夢あふれるものでした。
優しい口調の中にも、沸き起こる力強いエネルギーを感じました。未来につながる造形作家として、また絵本作家としての、ご活躍をお祈りします。

参加者数 161名
【参加者アンケート】
・ 庄内南小学校の橋本校長先生の意見発表は、子を持つ親として安心して子を学校に通わせることができると思う内容でした。「なんでできないの?」より、「どうしたらできるかな?」と子と共に考えられるように。という言葉は私の胸にも刺さりました。
・新宮さんの意欲、伝えたい意欲、前向きの生き方に感動した。
・新宮さんの夢あふれるお話に感動しました。若い世代の人々と世代を超えてつながり、夢が繋がっていくのは素晴らしいと思います。