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役員・常任委員現地研修会

令和6年(2024年)1月19日(金)9:00~15:00
京都 ウトロ平和祈念館
【内容】
聞くに堪えないヘイトスピーチを聞いたことがあります。しかもそのスピーチをしていたのが高校生か大学生にしか見えない女の子でした。
1月19日(金)、役員・常任委員の現地研修が宇治市にある「ウトロ平和祈念館」で行われました。
戦前、京都飛行場建設労働者として集められ、戦後行き場がないためウトロの地に留まるしたなかった朝鮮の人々。水害に見舞われ、上下水道などのインフラも整備されない劣悪な環境の下で暮らさざるをえない状況でした。
土地の転売で不法占拠と判決が出て、いくたの曲折を経て、この地の一部を購入し強制退去を脱し「ウトロ平和祈念館」の建設に向かっている最中、これも22歳の若い青年が展示予定だった資料や民家を放火。
青年のまちがった思い込みによる行動の恐ろしさを見る思いです。
正しい歴史が伝えられず、間違った情報、憎悪を膨らませていく。分断、差別、不寛容な世の中にはなりたくないものです。
「差別する人に問題があるのではなく、差別をする状況に問題がある。出会いがあって初めてお互いが理解できる。昔の歴史ではなくこれから未来の歴史をつくっていく。」と語る副館長の金秀煥(キムスファン)さんの話が印象的でした。