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市民の集いを実施しました
市民の集い
人権教育をすすめる市民の集い
令和4年(2022年)11月11日(金)13:00~15:30
豊中市立アクア文化ホール
主催:豊中市人権教育推進委員協議会
共催:豊中市・豊中市教育委員会
後援:豊中市PTA連合協議会、豊中市公民分館協議会、豊中市企業人権啓発推進員協議会
豊中市婦人団体連絡協議会、豊中市青少年健全育成協議会、豊中市社会福祉協議会
開会
豊中市人権擁護都市宣言朗読
挨拶 豊中市人権教育推進委員協議会 会長 青木 康二
祝辞 豊中市長 長内 繁樹さん
豊中議会議長 花井 慶太さん
意見発表:テーマ ともに未来を切り拓く
発表者 六嶋 明宏さん(第八中学校長)
河田 法士さん(東丘小学校長)
吉川 有美子さん (北丘小学校長)
【原稿】
第八中学校区は、平成16年(2004年)に小中一貫教育の研究推進校に、平成27年(2015年)には小中一貫教育のパイロット校に指定されました。「夢をもち 心豊かに ともに未来を切り拓く」という校区共通の学校教育目標を掲げ、小中一貫教育を推進しています。
具体的には、中学校の教師を小学校へ派遣して理科や英語の授業を行う出前授業や小中交流授業、合同のあいさつ運動などを実施しています。このことにより、中学校の教師は小学生のようすを肌で感じることができ、小学生は中学校が身近になることよって進学時の不安を解消することができます。また、授業における聞き方と話し方について発達段階に応じたレベル分けを行い、9年という長い時間をかけてコーディネイトしていく体制をとっています。こうした学びに連続性を持たせた体制づくりは、相互理解や他者理解を推し進め、人権を考える上での基礎の形成に繋がるものだと考えています。
9年間を見通した魅力あるプログラムを実践し小中で情報を共有することにより、一貫した生徒への支援が可能です。異学年交流を充実させるとともに、地域と共に学校づくりを推進していくこともできます。今後の課題として、一貫校を視野に入れた新たな組織づくりの必要性を感じています。これからも子どもたちの日々の成長を見守りながら、努力を重ねて参ります。
記念講演 テーマ インターネットと人とのかかわり合い ~突然、僕は殺人犯にされた~
講 師:スマイリーキクチさん(タレント)
【原稿】
スマイリーキクチさんは、太田プロダクションに所属し芸能活動に勤しんでいた1999年、事務所のネット掲示板に、過去におこった殺人事件の犯人だというデマの書き込みをされる。それから10年以上にわたって誹謗中傷被害に遭う。ネットやFAXでの誹謗中傷(殺人予告を含む)は、自分を擁護してくれた人や家族など大切な人にまで及び、仕事や実生活にも影響した。警察(生活安全課)に相談するも「誰もあなたが犯人だとは思っていない。気にしすぎ。ネットを見ないほうがいい。」と、真に取り合ってもらえなかった。ノイローゼでは?と通院をすすめられることもあり、辛さを理解してもらえないことが何よりも怖かった。証拠となるものを持って、再度警察(刑事課)に相談し、名誉棄損・脅迫の罪で複数人が立件された。正体はどこにでも居る“フツウ”の人ばかりだった。親身になってくれた刑事さんに感謝した。芸人仲間にかけてもらった言葉もとても励みになった。「デマを拡散した人たちへの仕返し」とは、「自分が幸せになること、幸せに生きること」だと思っている。
自身の経験をもとに、被害に遭ってしまった際の対処の仕方に加え、被害者より加害者の方が圧倒的多数であることに触れ、情報リテラシーを高めようとお話いただきました。
参加者数 169名
【参加者アンケート】
・スマイリーキクチさんの講演をきいて、ネットでのトラブル、スマホ、ネットの使い方など考えるとてもよい機会となりました。
自宅に帰ってから子どもと話し合いたいと思います。
・スマイリーキクチさんの講演がよかったです。自分にも他人にも優しい気持ちでいたいと思いました。
・ 小中一貫の教育は、子ども達のつながりを強くし、親のつながりも強く、ひいては地域のつながりも強くなることでしょう
・この様な会に参加した事がなかったのですが、人権というものを改めて考える良い機会になりました。