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市民の集いを実施しました
市民の集い
人権教育をすすめる市民の集い
令和5年(2023年)12月12日(火)13:00~15:30
豊中市立アクア文化ホール
主催:豊中市人権教育推進委員協議会
共催:豊中市・豊中市教育委員会
後援:豊中市PTA連合協議会、豊中市公民分館協議会、豊中市企業人権啓発推進員協議会、豊中市青少年健全育成協議会、豊中市社会福祉協議会
開会
豊中市人権擁護都市宣言朗読
挨拶 豊中市人権教育推進委員協議会 会長 青木 康二
祝辞 豊中市長 長内 繁樹さん
豊中議会議長 藤田 浩史さん
意見発表:南海トラフ巨大地震を地図で学ぶ
発表者 池田 晶一さん
(日本地図学会日本城郭史学会)
【内容】
意見発表を聞いて
この度の意見発表に当たり、同校区在住の歴史に造詣の深い池田晶一様にお願いし、防災をテーマに「南海トラフ地震を地図で学ぶ」を発表していただきました。その中で、千里丘陵の断層の図が紹介され、また豊中全域を見る限り「野畑・小野原・仏念寺山」各断層が蜘蛛の巣を張った上に我々が日々生活していることがわかりました。
人間は天災には勝てないが、人災をゼロに近づけることは我々の使命と、日々の防災意識の向上に努めるべきと考えてました。
記念講演
テーマ 誰ひとり取り残されないまちづくり
~フル・インクルージョンをめざして~
講 師:玉木 幸則さん(一般社団法人兵庫県相談支援ネットワーク 代表理事)
【内容】
“誰ひとり置いてけぼりにならないようにしよな”の意味合いを講演テーマに込めた。変化に富み、多様性に満ちたバラエティーな社会では、分類次第でだれもがマイノリティになる。障害のある人に限らず、生きづらさを抱えるすべてのマイノリティのバリアをなくすため、皆で考えていく。障害者の当事者代表としてではなく、ひとりの人間としてここで話す。
幅広い人権課題事例とそれに対する見解を述べたのち、話題は自身のことへ。兵庫県立肢体不自由児療育施設への入所や、養護学校への通学・入寮など、地域や家族と13年にわたり分離させられていた。僕に障害があるのではなく、いわゆる健常者という人たちの意識の中にあるのだと思う。
1996年「優生保護法」廃止以降の現在も、優生思想が根強く在ると感じる。多額の資金を投入して、特別支援学校の新設が続いていることを危惧している。本来、校区の学校でともに学び生活することで、ともに生きていくことを学ぶものではないのか。「幸せ」は生まれる前・生まれた直後・障害の有無で決まるものでも、周囲が決めるものでもないはず。
まずは自分や家族・友だちをとても大切に思うことから、ともに生きるまちづくり=フル・インクルージョンが始まる。